プロレスファンから格闘技ファンへ移行し、近くに道場やジムがなかったのでしばらくは自分なりにトレーニングをしていました。
なんせ田舎なので近くに山があったのですが、学校から帰宅したらまずは筋トレ。
その後その山まで走り、坂道ダッシュを何往復か。
そう、お気付きの方も多いと思いますが、帰宅部でたった1人でトレーニングするという、何の味気もない変わった青春でした。
その頃はとにかくまだケツの青い夢見る少年だったので、格闘技雑誌読みながらいつか自分もチャンピオンになるんだっ、なんて妄想。
そして、東京に出てきてから念願の道場へ。
昔の事なので記憶曖昧ですが、入門してから多分1年?位たって初めて出場した試合でそこそこ上まで行きました。優勝するつもりでしたが、まあまあの成績だったので、ここからそれなりの所まで行けるかななんて思ってました。
が、全日本や世界で戦っている方々と一緒に練習するようになり、世の中にはたくさん強い人がいるんだという事実が分かり、自分程度ではこの世界には向いていないと次第に考えていく事となります。
性格、性質的にも。
社会人になってからはありがちなパターン、仕事の都合等で道場に行ったり行けなかったり、を繰り返し、でも根本的には好きだったので道場を変えたりしながら惰性で続けてきました。
で、ある事がきっかけで格闘技から遠ざかっていたのですが、
那須川天心と堀口恭司の試合を見て、もう1度やってみたい、と感じました。
冷めた性格のせいか、これといって興味のあるものがなく、趣味と呼べるものもありません。
でも向いている、向いていない関係なく、心の底から熱くなれるのは格闘技しかないんだなと感じました。
自分は対した才能もない平凡な人間ですが、平凡なものの中から少しでも非凡なものを見つけていきたいと思います。