中学生の頃、
この雑誌に出会い、
始まりました。
初めて買ったのが、アンディ・フグが表紙のこれ。
当時は、格闘技の各団体が交流したり、団体の垣根を超えて闘ったり、
そして、K-1がスタート。
これから、何かが起こるぞって感じの、
ファンからすると、
最も心が躍る、そんな時期でした。
その後、グレイシー柔術の登場をきっかけに、
何でもありの、総合格闘技がメインに踊り出ます。
当初は、グローブもはめず、
素手でのパンチOK、馬乗りなってからの素手パンチOK、倒れている相手の顔面を蹴り込んでもOK、もちろん関節技や絞め技もOK、
本当の、何でも有りでした。
それから、ルールが改良され、
現在主流の総合格闘技、いわゆるMMAへと繋がっていきます。
当時、周りではジャンプなどの少年漫画雑誌に皆が夢中の中、
私は一人、月二回発行される、この格闘技通信に心を躍らされていました。
世の中には、こんな人達がいるんだ、とか、
命懸けてまで闘うって、格好いい、
とか、、、
いつしか見ているだけではなく、
自分も、そっち側の人間になりたいと思っていきました。
高校では、格闘技の部活がなかった為、
帰宅部となり、将来のチャンピオンを目指し、一人黙々とトレーニングしていました。
はい、ケツの青い、少年の儚い夢でした。
それから、数年後、
現実を知り、また、自分には向かないものだと、言い訳をしつつ、惰性で格闘技をやってきました。
その後、人生でも、色々な山や、どん底を味わいながら、どうにか、こうにか、生きてきました。
不器用な性格の為、
時には生きづらさを感じながら。
色々あって、
再び、呼吸を整え、自分の内側に耳を澄ませた時、
もう一度、格闘技をやりたいと、思いました。
これまで、何一つ、なし得たことは、ありません。
これからも、何かをなし得る為に生きていくつもりも、ありません。
ただ、
全ての事に、中途半端なのは、良くないと思います。
一つでも、
何でもいいから、
どんな形でも、いいから。
何事にも、向き、不向きはあります。
向いていないのなら、
向いていないなりに、
自分の形を作っていきたいと思います。
楽しみ方、
挑み方、
向き合い方、
闘い方、、、
一つのはずが、ありません。
ただ、ひたすらに、
純粋な気持ち、思いは、
これからも、持ち続けていこうと思います。