物心ついた時から、プロレスが好きでした。
多分、保育園の頃かな。
当時、金曜日の夜8:00から放送されていたプロレス中継に釘付けでした。
時が経ち、中学2年に。
格闘技通信という、
格闘技雑誌との、衝撃的な出会いが。
(今では廃刊になってしまいましたが)
当時の少年の心には、
世の中には、こんな人達がいるんだ、
と、衝撃が走ったと同時に、
人生や、命まで懸けて闘う格闘家達の生き様に、惚れ込んでいきました。
それ以来、自分もそっち側の人間でありたい、そうなりたいと強く願うようになりました。
高校に入り、格闘技の部活に入りたいと思っていましたが、残念ながら存在せず。
地方のど田舎の為、今流行りの総合格闘技ジムなんぞあるはずもなく、、、
帰宅部を選択。
たった一人で、トレーニング。
近所には小さな山がありました。
日本で、スキー発祥の地であります。
雨の日も、
風の日も、
台風の日も、
雪の日も、
毎日筋トレした後、その山まで走っていました。
いつかのチャンピオンを夢見て。
その後上京。
念願だった格闘技の扉を開きました。
最初はなかなか順調でした。
周りからも期待されていました。
が、
そんな甘い世界では、ありませんでした。
全日本選手や、世界で戦っている選手と一緒に練習するようになり、
実力的にも、性格的にも、
限界を感じました。
それからも大好きな格闘技を、
中途半端ながらも、それとなく続けてきました。
途中、
人生における荒波が次から次へと襲ってきた為、格闘技どころじゃなくなりました。
それらを毎回、
一つずつ真っ正面から、受け止め、格闘技とは違った形で戦い抜き、
一度たりとも逃げることはなく、
ここまで来ました。
そして、
夢見ていたあの時から30年が、経ちました。
あの頃とは、
目指すところ、形、心の置きどころ、、
全てにおいて、変わりました。
当然の事だと思います。
でも、
13歳の頃に描いた純粋な思いだけは、
何ら変わっていません。
一つの事を、30年も好きでいられるというのは、
とても凄い事だと思います。
これまでくぐってきた、
そして積み重ねてきた、
一つ一つの、思いや、気持ち。
それらを再びフィードバックし、これからの人生に、必ず活かしたいと、思っています。
目指すところ、目標は、
あの頃とはとてつもなく小さなものかもしれないけど、
自分なりに、
自分が納得する形で、
進んでいきます。
まだ終わっちゃいない。
これからが、始まり。
この気持ち、最後まで。